「2017年度地域フォーラムinしもかわ」開催のお知らせ

「北海道自治体学会2017年度地域フォーラムinしもかわ」開催のお知らせです。

テーマ:『田園回帰と地域創生』~手間をかけ 記憶を紡ぎ 郷を取り戻す~みんなの力

□主 催:北海道自治体学会地域フォーラムinしもかわ実行委員会、北海道自治体学会
□後 援:下川町
□日 時:2017年11月11日(土)13時45分~18時
~12日(日)9時30分~12時(エクスカーション)
□場 所:下川バスターミナル合同センター 2階 大ホール
□定 員:200名
□参加費:一般参加者1,000円・会員500円・町民 学生 無料、
□交流会:2017年11月11日(土)18時15分 会場:喰呑唄 もりした(立食) 会費:3,500円
□エクスカーション:2017年11月12日(日)(自由参加) 9時30分~12時  2,000円
(バス移動・昼食)


参加登録➡お申し込みページ
案内文➡️地域フォーラムinしもかわ


【開催趣旨】
2015年に全国で始動した「地方創生」は今年で3年目を迎えます。地方の人口減少・消滅への危機感の中で、出生率の向上や移住・定住人口の拡大に取り組んできましたが、その成果は実を結びつつあるのでしょうか。
本フォーラムでは、基調講演に(一社)持続可能な地域社会総合研究所の藤山浩所長をお招きします。同氏は政府が「地方創生」を打ち出す前から、「田舎の田舎」である「小規模集落」において、若い世代を中心とした「田園回帰」の潮流が静かなうねりとなって起きていることを、島根県内における調査と分析を通じて解明し、注目を集めました。「田園回帰の潮流の今」と、同氏が提唱する「田園回帰1%戦略」による「集落再生の可能性/条件」について、ご講演いただきます。
パネルディスカッションでは、道内の集落対策に詳しい松村博文氏、保健師養成の一環で学生と町内会活動を支援する播本雅津子氏、介護保険の隙き間を埋める高齢者支援事業に取り組む星貢氏、栗山町で若者の移住・定住に取り組む小葉松真里氏、地元・下川町からは環境省を退職してIターンした八林公平氏という多彩なメンバーで、(1)集落の暮らしをどう支えるか、(2)集落への移住・定住をどう促すか、(3)小規模集落の将来像をどう描くか、といったテーマで議論を深め、参加者同士が悩みを共有し合い、励まし合える場にでき、みんなの力で地域に栄養をまければと思います。
フォーラムの翌日には環境未来都市・下川町を巡るエクスカーションも企画しています。たくさんの皆さまのご参加を心からお待ちしています。

■スケジュール(11月11日(土))

◆開 場    (13時15分)
◆主催者挨拶  (13時45分)
2017北海道自治体学会地域フォーラムinしもかわ実行委員会委員長 古内 伸一
北海道自治体学会代表運営委員 宮下 裕美子
◆歓迎挨拶   (13時55分)
下川町副町長 武田 浩喜
◆基調講演   (14時00分)
藤山 浩 氏(一般社団法人 持続可能な地域社会総合研究所 所長)
◆休 憩      (15時15分)

◆パネルディスカッション  (15時30分)
コーディネーター 西村 宣彦 氏
基調講演者 藤山 浩 氏ほかパネリスト5名

パネリスト
松村 博文 氏(道立総合研究機構 建築研究本部 北方建築総合研究所 地域研究部長)
播本 雅津子氏(名寄市立大学 保健福祉学部 教授)
星 貢 氏(NPO法人 御用聞き わらび 理事長)
八林 公平 氏(下川町一の橋公区住民)移住者
小葉松 真里 氏(栗山町地域おこし協力隊員)
◆閉会の挨拶 (17時55分)
◆閉 会 (18時00分)
◆交流会 (18時15分)    会場:喰呑唄 もりした(立食)

■スケジュール(11月12日(日)) (自由参加)
◆エクスカーション (9時30分~12時)
一の橋 集住化住宅 バイオマスボイラーなど
・バスターミナル合同センターより貸切バス1台に乗車 (9時10分)
・一の橋住民センターよりバスターミナル合同センター到着 (12時30分)予定

□講師、パネリスト紹介

【基調講演者】
藤山(ふじやま) 浩(こう) 氏(一般社団法人 持続可能な地域社会総合研究所 所長)
一橋大学卒業後、島根県中山間地域研究センター研究統括監、島根県立大学連携大学院教授(兼任)
を経て、2017年4月に同研究所を設立。地域マネジメントを専門とし、中山間地域政策に携わり、自からも益田市に、清流・高津川の河畔の岩山に新居を構え、田園生活を送る。内閣府まち・ひと・しごと創生本部「地域創生における中山間地域ワーキング検討会」委員など公職を歴任。

(パネリスト)
松村(まつむら) 博文(ひろふみ) 氏(道立総合研究機構 建築研究本部 北方建築総合研究所 地域研究部長)
農村集落の維持・再編、ニュータウンの再生、公営住宅を活かした市街地再編、空き家や中古住宅を
利用した住み替え促進策など、自治体の住宅・まちづくり施策を支援するための研究に取り組む。

播本(はりもと) 雅津子(かづこ) 氏(名寄市立大学 保健福祉学部 教授)
大阪府で保健師として働いたのちに名寄市立大学に着任。保健師を目指す学生に町内会活動を体験させることで、住民目線の地域診断や家庭訪問のできる保健師を育てている。名寄市立大学卒の保健師は、町村への就職者が多いのが特徴である。町内会、行政との連携や市民に対する健康教育に取り組む。

星(ほし)  貢(みつぐ) 氏(NPO法人 御用聞き わらび 理事長)
元白老町職員。退職後、「NPO法人御用聞きわらび」を設立し、介護保険制度の対象から外れる高齢
者向けサービスを高齢者自身の手で提供する仕組みを構築。NPO法人北海道ふるさと回帰支援センター
理事、社会福祉法人白老宏友会理事。北海道自治体学会集落研究会メンバー。

八(やつ)林(ばやし) 公平(こうへい) 氏(下川町一の橋公区住民・移住者)
下川町一の橋会計部長。2010年に環境省を退職し下川町に移住し、下川町職員となる。中心市街地に住んだ後、2013年から小規模多機能の集住化住宅「一の橋バイオヴィレッジ」に転居し、2014年には同集落に新居を構え定住。

小葉(こば)松(まつ) 真里(まり) 氏(栗山町地域おこし協力隊員)
十勝毎日新聞社事業局、まちづくり五稜郭、農場スタッフなどを経て、2016年から栗山町地域おこ
し協力隊として、若者定住推進室に勤務。

(コーディネーター)
西村(にしむら) 宣彦(のぶひこ) 氏(北海学園大学経済学部教授、北海道自治体学会代表運営委員)
京都大学院経済学研究科博士課程単位取得退学後、北海学園大学講師を経て現職。専門は地方財政論、持続可能な発展論。財政破綻した夕張市には10年以上通う。夕張市の再生方策に関する検討委員会委員、芦別市行政改革推進委員会委員などを務める。北海道自治体学会集落研究会メンバー。

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