海士町長の講演録について

以下は、山内道雄海士町長の講演録の一部です。

「そういう中で、あとで話が出てきますが、潮風ファームという、建設業なんですが、隠岐牛を飼育している社長が、今までの海士町の選挙の流れを見ても、これから海士町変わらないかん。そういう中で、もう海士町変えるのはあなたしかいない、ということで、乗せられて出たんです。ところが絶対勝ち目がない。周囲の自治体のあとの6町村長も、私なんか知りませんから、私が勝つと思わなかったようです。私の他には、町長が担いだ当時現職の助役が出ていました。私より一つ先輩で、この間まで議長をしていた一人の女性議員さんだけが、マイクを持って応援してくれただけで、あとの議員さんは全部向こう側でしたね。ところが、うちの選挙は、449票の差で私が一応勝ったんですね。それは何か。まさに、これは住民の勝利だと思っています。あれだけ議会の皆さん、そして町長がマイク持って歩いたのに、なぜ私が勝ったかというのは、やっぱり住民の皆さんがここらで変わらなければならないと考えた、私は、まさに住民の皆さんの力だというふうに思っています。住民が味方ですから、その後の行政が非常にやりやすいですね。議会はぎすぎすしても、住民が味方という思いがございました。やっぱり住民の皆さんが、海士町に新しい風と力を求めた、ということでした。」

講演録の完全版は、次号のニュースレター(75号)で掲載致します。

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